笑顔をつくる (1)   (ゆ)  No.161

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

新緑の季節ですね。今年は下の写真のような青紅葉を目にする機会が多かったのですが、秋の紅葉とはまた違った趣があり、瑞々しい緑が目にも優しい気がします。

Blue Maple 2019.5 photo by y★u

さて、前回のブログで触れた、お金も何もかからない上に、誰でもすぐにできるというVE的に言っても価値の高い「身だしなみ」とは何だと思われますか?
私は「笑顔」ではないかなと思います。『(電車内のお化粧で作り上げた顔より)素顔でも笑顔の方が身だしなみが良いと言えるのでは?』と私の3年前の新聞投稿の最後でも触れました。

ただ、子供の頃は屈託なく笑っていたのが、個人差はあるものの年と共に笑顔になる事が少しずつ減ってきてしまうように思います。加えて、人の見方によっても違ってくるように感じます。例えば、私個人の場合ですが、『よく笑う』という人と『あまり笑わない』という人とがいたので、自分でも「どちらなのかな?」と思うのですが、これは相対的なものもあるのかもしれませんね。

そんな私が終始笑顔だったのが自分の結婚式です(たまたまですが明後日が結婚記念日になります)。晴れがましい舞台は少なからず恥ずかしかったのですが、今までの人生でお世話になった方達が、忙しい中、結婚を祝うために集まってくださった事が嬉しくて自然と笑顔になっていたようです。ただ、娘の結婚式では父親が泣くのが一般的なようですが、私の場合は、最後にまさかの号泣をしていたのが母でした。普段はどちらかといえば冷静な母が、あたりをはばかる事なく大きくしゃくりあげるように泣くのを見たのは初めてで驚いてしまいました。

笑顔の私を見た母は、『(そんな事はないのですが)何もしてあげられなかったのに、あんなにニコニコとして』と思ったら、涙が止まらなくなったそうです。笑顔を見た相手が泣いてしまう場合もあるのだなあと思いました。私は25歳で結婚したのですが、きっと25年間の間の色々な思いがあふれてきたのだろうと思います。

来月、6月に結婚する花嫁さんは幸せになるという「ジューンブライド」という言葉がありますが、今年は令和元年の6月という事で式を挙げる方々が多いかもしれませんね。いつ式を挙げるかに関わらず、花嫁さんの笑顔は本当に嬉しそうで、見ているこちらまで幸せな気持ちになりますよね。私の母の場合は泣き顔になってしまいましたが、人の笑顔というのは「他の人の笑顔をつくる」という機能も持っているのかもしれませんね。

笑顔があふれる場は結婚式の他にもたくさんありますが、人が集まると笑顔もその分増えますよね。一人で仕事をしている時に笑顔でいる人は多くはないと思いますが、チームでの活動は笑顔が増えるのではないでしょうか?
このブログ№16「力を結集する(1)(https://www.sjve.org/6662)でも書きましたが、もう20年以上前のちょうど今頃、私が参加させていただいた72時間VE-WSSも、真剣さの中にも笑顔があふれるチームワークが楽しかったのを覚えています。

当会では、VE初級コースとして製品改善ワークショップを東京と大阪で開催しております。 VE初心者向け基礎講座となりますが、チーム活動によりVEを学べる上にVEL受験の要件も満たせますので、この機会に受講されてみてはいかがでしょうか?(https://www.sjve.org/semi/16158

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

 

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