絵を描く (4)   (ゆ)  No.138

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

今年も残す所1ヶ月となってしまいましたね。 先週の金曜日は勤労感謝の日で休日でしたが、このブログもちょっとお休みさせていただき、初めてニュージーランドに行ってまいりました。

ニュージーランドへは、私の通うヨガスタジオが主催するヨガ瞑想旅行(迷走旅行にならないようにとアドバイスしてくださった方がおられました)という事で訪れたのですが、ブログ№35「異文化を見聞する(https://www.sjve.org/8539)」に書かせていただいたインド旅行以来、実に17年振りの海外旅行でした。更に今回は現地集合・解散という事で、チケットの入手やらパスポートの再申請やらに翻弄されて、行く前から正に迷走状態で、ワクワクというよりはヒヤヒヤしておりました。どんな迷走(?)旅行だったのかは次の機会に譲る事にして、「絵を描く」というテーマに戻りたいと思います。

実は私の主人の父は絵が趣味で、公募展にも何度か入選して、やはり絵が好きだった私の母と一緒に「上野の森美術館」まで見に行った事もあります。絵のお仲間達とのグループ展や個展を開いた事もあり、通院していた病院の主治医に頼まれたとかで、かなり大きな絵を寄贈した事もあります。後日談ですが、結構大きなその病院に泥棒が入ったそうで、『玄関に飾られていた私の絵も盗まれちゃったんだよー』と、義父はちょっと嬉しそうに話していました(日本を代表する画家と苗字が同じだったからかも?とも思いましたが、そこまで確認している暇はないでしょうし、泥棒にも気に入られたのかもしれません)。

その病院の先生は、絵も含めて盗難にあってしまい、お気の毒でしたが、プレゼントされた時はきっと喜んでくださったのではないかと思います。義父の絵で同様に喜んだのが、私の母でした。以前、実家の新築祝いにと義父が自ら持ってきてくれた絵が偶然にも、母が『一度行ってみたかった』と言っていた上高地の大正池の絵でした。義父はそんな事を知る由もなく、たまたま写生旅行で描いたものだったと思うのですが、母が大喜びしていたその絵は今も実家の玄関に飾ってあります。

「絵を描く」事が好きで上手な人は、自分も楽しく描いた絵で他の人をも喜ばせる事ができるし、価値の高い、いい趣味だなあと思います。主人も絵が好きなので、我が家の壁という壁には、何枚かの義父の絵と共に色々な画家の絵が飾られています(数えたら20枚ありました)。
花が大好きな義父は、私の実家である生花店から花が届く度にとても喜んで、大事に世話をしたり、絵に描いていたりしました。そんな花の一つである「墨田の花火」という白い紫陽花を描いた絵が下の写真になります。

Picture drawn by the father-in-law 2018.11 photo by y★u

紫陽花の花言葉の一つに「家族愛」があったと思うのですが、そんな家族のつながりを感じさせてくれる絵で、見ているとなんとなくほっとします。今は我が家の玄関に飾ってあるので、『行ってらっしゃい』とか『お帰りなさい』とか、たとえ声はなくても言ってくれているような、見守ってくれているような気がします。

ブログ№132「芸術を鑑賞する(https://www.sjve.org/15438)」でも書きましたが、主人にも勧められた「東山魁夷展」の東京開催が12月3日までなので行ってみました。 東山画伯は90歳で亡くなられるまでに多くの絵を描かれましたが、やはり渾身の力が込められた絵というのは気迫が違います。特に、唐招提寺御影堂障壁画の「山雲」という絵は霧が今にもこちらに迫ってきそうな迫力がありました。多くの人を感動させる絵が描けるというのは素晴らしい事だと思います。

「絵を描く」事は認知症予防になるそうですし、東山画伯のように長生きされる画家が多くいらっしゃるのも「手を動かす」事が功を奏しているのではないかと思います。そうはいっても自分には絵心がないという方は、まず手を動かすためにも「文字を書く」事、ひいては「論文を書く」事にチャレンジされてみてはいかがでしょうか?

当会では、12月17日に「論文の書き方講座」を開催いたします。VE論文の書き方の基本、論旨が伝わる論文の書き方を学んでいただけますので、是非、参加されて当会の「VE実践論文」に応募されてみてはいかがでしょうか?
お申し込みの締切りは12月10日になりますので、ご参加をお待ちしております。(https://www.sjve.org/14639

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

 

過去のブログはこちら

関連するページ