絵を描く (1)   (ゆ)  No.135

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

明日11月3日は文化の日ですね。「文化」は英語でカルチャーですが、昔、自由が丘に当会の事務所があった頃、駅の側にカルチャーセンターがあり、私は週に1回、仕事帰りにそこのヨガ教室にずっと通っていました。

前回までのブログでは、「芸術を鑑賞する」というテーマで書いてきましたが、絵等は見ているだけでなく、描く事も楽しいものだと思います。パステルの優しい色合いが好きだった事もあって、こちらは3ヶ月だけですが、「水彩&パステル画」もそのカルチャーセンターで習った事があります。目の前のモチーフを描いた絵について、先生が指導してくださるものでしたが、「編集・校正」という文字と向き合う仕事から離れて、絵を描く事にだけ集中できるというのは頭の切替えにもなりました。こういう頭の切替えというのは、VE活動等が煮詰まった時等にも効果的だと思うのですが、いかがでしょうか?

その後、何年か経ったある日、私が気に入っていたメルマガで、『友人が、アロマの香りのイメージをパステル画で表現する「アロマパステルアート®」というセミナーを開催するので、ご興味がある方はどうぞ』という案内を目にしました。そのメルマガを書いている方は若い男性の方だったのですが、好きなものが私とすごく似ている上に、文章には彼の優しさが溢れていたので、「どんな人なのかなあ?」と以前から興味を持っていました。彼もそのセミナーに参加すると書いてあったので、実際に会ってみたいという好奇心も手伝って参加する事にしました。

そして、当日に集まった約20人程の参加者は、確か女性と子供がほとんどだったと思います。5、6人がけのテーブルの好きな所に座ったのですが、私の対面の席が一つ空いていて、少し遅れてきた男性がそこに座ったんです。そう、偶然にもメルマガの彼でした。もちろん彼は私が彼のメルマガの読者だという事は知る由もありませんので、私だけが「ひゃーっ、目の前に本人がー!」と心の中で驚いていたのですが、ああいうドキドキ感は普段は中々味わえないと思いますので、貴重な体験でした。

肝心の絵の方も、いくつかの香りを感じたままのイメージで自由に描いてみるというものだったので、アロマのいい香りの中、絵を描く事を楽しめました。そして、数年後の2011年5月の事、主催者の方から、『またセミナーを開催しますが、終了後に友人の誕生日パーティもしますので、よろしかったら参加ください』というお誘いを頂きました。今度は仲間内での開催らしいのですが、「見ず知らずの人の誕生日パーティへの参加って初めてだけど、行っていいのかな?」と思いながらも参加する事にしました。

セミナー当日の私のスケジュールはなかなかタイトで、朝、ヨガに行って、午後は、当時の仕事仲間のお母様が上京されて手作りの品を販売されるというフリーマーケットに行き、とても素敵な作品をいくつか買わせていただきました。その中の一つ、繭をウサギに見立てた可愛い木の実の置物を(初対面の人なので趣味は分らないけど、気持ちだからと)誕生日の方のプレゼントにする事にして、セミナーの会場に向かいました。

その時のセミナー参加者は確か6、7人で、ほとんどが主催者の方のお友達同士で、いつも仲よくお互いのお誕生日をお祝いしているそうで、セミナー後にプレゼントとケーキでお祝いをしました。私もささやかながら買ったばかりの品をプレゼントしたのですが、ちょっと不思議な偶然があり、「こんな事ってあるんだあ」と驚いてしまいました。何に驚いたのかは次回にさせていただきます。

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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