こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。
このブログ№15「旧交を温める(https://www.sjve.org/6567)」でも一度ご紹介しましたが、先日、友人がピアノを担当するジャズコンサートへ2年半ぶりに行ってきました。 小学生の頃、従姉妹にピアノを習ったものの暗譜が苦手で、黄色の「子供のバイエル」までで挫折した私にとって、『譜面があれば、初めての曲でもその場で弾ける』という友人の言葉は驚異以外の何物もでもありませんでした。
さらに、サックス、フルート、コントラバス、ドラム等の奏者(初対面の方も多いのだとか)の方々と目配せ程度の阿吽の呼吸で交互にソロ演奏したり、流れるようにアドリブを入れたり、ボーカルの方が歌ったりと、すごく楽しそうで素敵な音の世界が繰り広げられていました。まさに音を楽しむから音楽なのだと思いますが、そういう楽しさは聴いているこちらにまで伝わってきて、楽器が弾けるっていいなあと羨ましかったです。
秋になるとこういうコンサートが増える気がしますが、秋と音楽って似合いますよね。音楽だけでなく、読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋・・・etc.と実に様々なジャンルとセットにされる秋は暑くもなく寒くもなく、何をするにもいい季節という事でしょうか?
皆さんは、「○○の秋」というと何を思い浮かべますか? 私の場合は(食欲は秋に限った事ではないので)「芸術の秋」です。美術品を観るのが好きなので、美術館や美術展によく行く方なのですが、今年の夏には、ヨガ仲間に信州の諏訪湖畔に建つ「サンリツ服部美術館」に連れて行ってもらいました。静かな空間の中でゆっくりと作品を鑑賞した後、諏訪湖を一望できるカフェでのんびりとお抹茶等もいただき、贅沢な時間を味わえました。
最近は大人気の画家さんの美術展だと、入場するまでに何時間もかかってしまう事も珍しくありません。私などは行列に恐れをなして、あきらめてしまう事もありますが、お目当ての美術展に入れなくても、美術館には、常設展やミュージアム・ショップ、おしゃれなレストランなどがある所もあって楽しめます。
今年の夏は湖畔の美術館に縁があったのか、宍道湖畔に建つ「島根県立美術館」にも行ってきました。ここは、「夕日の見える美術館」としても有名で、ロビーの西側をすべてガラス張りにし、夕日観賞のために一般開放されています。夕日も自然が生み出した芸術といえると思うのですが、こちらやお庭は無料との事なので、VE的にも価値が高いかもしれませんね。
更に、『湖畔よりの芝生には12羽の「宍道湖ウサギ」がいて、湖から2番目のウサギをなでると良縁を引き寄せ、シジミの殻をお供えすると更にご利益がアップするらしい』という情報を学生時代の後輩に教えてもらっていたので、お庭に行ってみました。 私の前にいらしていた方達が、実際にシジミ(朝食のお味噌汁の具だったとか)の殻をお供えされていました。お掃除をされる方には申し訳ないのですが、情報収集をしておけば、芸術を鑑賞するついでにこういう楽しみ方もできるので面白いと思います。
9月24日は十五夜で、25日が満月でした。満月といえば、ウサギがお餅をついているように見えるという説が有名ですが、ウサギは神話や昔話にも度々登場してくる動物でもあり、もし、機会があれば「宍道湖ウサギ」にシジミの殻をお供えされてみると、何かのご利益があるかもしれませんね。ご利益は別にしても、触れてもいい芸術作品は少ないと思いますので、なでられただけでも楽しかったです。
さて、冒頭のジャズコンサート等の音楽の世界では、色々な音色が集まってより心地よい曲を奏でるように、モノづくりの世界では、色々な人の叡智を持ち寄る事によってよりよいモノが創られるのではないかと思います。
当会が毎年開催いたします『VE全国大会』は、まさに国内外の専門家の叡智が結集されていますが、今年の第51回大会のメインコンセプトは「VEの新しいカタチ」です。是非、参加されてVE活動の参考にしていただければ幸いです。 10月10日までにお申し込みいただきますと参加費の割引もございますので、お早目のお申し込みをお勧めいたします。(https://www.sjve.org/11195)
では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)
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