開催日
2018年12月11日(火)
開催レポートはページ下をご覧ください
DFAは、米国BDIが開発した組付性視点によって設計構造を定量的に評価し、設計改善のためのヒントや動機づけを提供する概念です。
組付性向上には操作性や挿入性も重要ですが、最も効果的なのは構成する部品点数の削減です。
設計者は誰でも与えられた制約の中で最少の部品点数で設計をしていると思っていますが、DFAの最大の特徴である“理論的最少部品点数”という法則を知れば、自分が設計した構造物には、まだ多くの改善余地があることを実感できます。
この独創的で素晴らしい法則をこのセミナーで実体験されることをお薦めします。
対象:商品企画部門、開発・設計部門、生産技術部門、製造部門、原価企画・VE推進部門、調達部門、サービス部門の方々
セミナー参加によって得られるもの:日本人ではあまり考えつかないようなユニークな視点によって、組付性向上の最大要因である改善対象ユニットの構成部品点数を減らすことができる法則(最少部品点数)の会得と検証体験。
日時:2018年12月11日(火) 10:00~17:00
会場:公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会
講師:渡邉 美稔 氏 CVS 産業能率大学兼任講師、なべバリュークリニック代表
定員:32名
プログラム
1.DFAの考え方と特徴
1) ライフサイクルコストのミニマム化
2) 組付性の良い設計とは?
3) 理論的最少部品点数の把握
2.DFAの活用手順
3.サンプルでのDFA解析、改善提案作成
4.改善提案の発表
5.Q&A
※プログラム内容の一部を変更する場合があります。
講師紹介
渡邉 美稔 氏 CVS
慶応義塾大学卒業後、いすゞ自動車株式会社入社。
テアダウン、VE、DFA等のツール開発、教育、グループ企業全体への実践展開に従事。GMグループDFA研究会委員等を経て同社を退職。現在、産業能率大学兼任講師、なべバリュークリニック代表。
参加費
28,080円|会員:21,600円|VE有資格者:23,760円 (消費税・テキスト代込)
会場名
公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会
会場住所
東京都世田谷区駒沢1-4-15 真井ビル6階
地図
資料
開催レポート
本会初の 「DFAセミナー」 を開催、ご好評をいただく!
12月11日㈫に、東京都世田谷区の本会会議室で「DFA体験セミナー」を開催しました。
DFAとは“Design For Assembly”の略語で、組付性視点によって設計構造を定量的に評価し、設計改善のためのヒントや動機を提供するという概念です。このセミナーはDFAの最大の特徴である“理論的最少部品点数”という法則の会得と検証を目的に、2018年度テーマ別VE関連セミナーの一つとして企画されたもので、セミナーには首都圏をはじめ中部や関西、中四国地区から製造業で開発や設計、VE推進等を担当されている方々が参加をされました。
講師は、なべバリュークリニック代表の渡邉美稔氏。渡邉氏はいすゞ自動車株式会社に入社後、VEやDFA等のツール開発、教育、グループ企業への実践展開等に従事。GMグループDFA研究会委員等を経て同社を退職後、現在は産業能率大学の兼任講師でもいらっしゃいます。
主な内容としては、DFAの考え方と特徴、活用手順についての講義(事例紹介を含む)とLEDライトのDFA解析と改善案作成(グループ演習)、改善提案の発表、の3つ。
DFAのセミナーは本会では初めての開催でしたが、企業での指導・実践経験が豊富な講師によるわかりやすい指導で、参加者の方々には大変好評でした。アンケート調査の結果によると、参加者の全員がDFAの理解度については「非常によく理解できた」又は「理解できた」のいずれか、セミナーの満足度については「とても満足」又は「満足」のいずれかであり、参加者の方々からは次のようなご感想もいただいております。
* 演習で実際にDFAを行ったので、深く理解できた。
*“DFAのBIG3質問”は今後の指標になる。ためになりました。 * 演習では、思っていた以上の効果が得られて驚きました。実務に取り入れていこうと思います。 * DFAのやり方や考え方について、理解することができた。 * DFAの概念を設計で活用していきたい。等 |
上記の結果も踏まえ、この「DFA体験セミナー」は2019年度も開催する予定でおります。時期など詳細が決まり次第、本会のホームページ等でご案内を始めますので、今回参加できなかった方々には次回ご参加いただけますと幸いです。
以 上