09月04日(火)に、東京都渋谷区のアイビーホール（青学会館）で「経営者フォーラム」を開催しました。
この日は台風21号の影響で東海以西の方の一部が参加を断念されるという、生憎の天候でしたが、“半世紀以上”という国内屈指の歴史を誇る日立製作所様のＶＥ活動について聴けるとあって、いろいろな業種の企業から経営トップや役員、経営幹部を中心に40名ほどの方々が参加されました。
講師は、株式会社日立製作所理事／ＣＰＯ 兼 バリューチェーン・インテグレーション統括本部長の村山昌史氏。
村山氏は同社に入社後、電力・電機システムズ火力事業部火力・水力資材部長、調達統括本部材料調達部長、スマートトランスフォーメーションプロジェクト強化本部プロジェクトマネジメント推進室長等を経て、2016年04月から現職。本会関係では、同年06月に理事、本年06月からは常任理事に就任されていらっしゃいます。
今回のテーマは上記の通り、「日立製作所のＶＥ、原価企画活動」。
始めに、同社の概要やセグメント、グローバル展開、2018中期経営計画、同社を取り巻く事業環境の変化、2021年度に向けた目標等についてご紹介いただきました。
次に、上記の経営計画を支える活動の一つであるＶＥＣ（ＶＥ for Customer）活動と原価企画活動の位置づけ等についてご紹介いただきました。
そして、メインの“ＶＥＣ活動”について。その範囲や質を高めるための施策としてのＶＥＬ1万人プロジェクト、日立グループＶＥＣ発表会、ＶＥＣ活動表彰制度、そして活動体制・ステップ等についてご説明の後、今後の課題でご講演を締められました。
村山氏のお話は、ＶＥ推進組織のトップとしてのものであり、また充実した資料にもとづいてのものであったため、説得力十分だったのではないでしょうか。実際に参加者の方々からは『自社でどう取り組めるかなど大変参考になった』や『日立のゆるぎない方針・信念を感じた』のようなご感想をいただいております。
最後に20分ほど、講師と参加者の間で質疑応答を行い、今回の「経営者フォーラム」は終了となりました。
次回は、2019年03月15日(金)の午後にアイビーホールで開催する予定となっております。来年の1月下旬までには詳細をご案内できるかと思いますので、その頃にもまた、本会のホームページをご覧いただけますと幸いです。