平和を願う (3)   (ゆ)  No.127

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

この度の北海道の大地震による被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧を祈っております。

前回のブログで、マザー・テレサの言葉を紹介させていただきましたが、彼女は1979年にノーベル平和賞を受賞されて、21年前の1997年9月5日に亡くなられています。遺品は着古したサリーとカーディガン、古びた手さげ袋と、すり切れたサンダルだけだったそうです。平和賞の賞金も困窮する人達のために使われたそうで、究極の顧客本位というか自分より他の人の事を常に考えていらしたからこそ多くの人達に尊敬されていたのだと思います。

私の所属していた日本ヨーガ学会の会長は、彼女の亡くなる数年前にインドへの研修旅行でお会いになったそうで、同会の会報にはその時のマザー・テレサと会長のツーショットの写真が「平和の祈り」の言葉と共に載っています。私が17年前にインドの研修旅行に参加した時は、残念ながらもう亡くなられた後でしたが、その旅行から帰ってきた直後に日本で開催されていたマザー・テレサ展に行ってみました。そこでは、実際に体感してきたインドとはまた別の一面を垣間見る事ができました。

インドの研修旅行の事は、ブログ№35「異文化を見聞する(https://www.sjve.org/8539)」にも書かせていただきましたが、その旅行や展覧会で宗教について色々と考えさせられてから1ヶ月も経たない内に、アメリカの911のテロ事件が起きてしまい、その映像に愕然としました。

後4日で、あの事件から17年が経過した事になりますが、その間も世界各地でテロが多発して、安全な海外旅行というのは当り前ではなくなってきてしまいました。テロで、何の罪もない人達が巻き込まれてしまったというニュースを見聞きする度、本来は人の心を穏やかにしたり、平和な世の中を願うのが宗教だと思うのですが、考え方の違いからどうして争いになってしまうのだろう?と悲しい気持ちになります。

宗教は時に心の拠り所として必要な場合もあると思いますが、社会を騒がせた某新興宗教のように、一歩間違えれば、人心をコントロールする手段にもなりえます。何を信じればいいのか分らなくなる事も多いかと思いますが、人間の本当の「価値」は、「何を信じるか・何を語るか」ではなく、日常生活の中での現実の行為「何をするか」によって決まるそうです。「言うは易く、行うは難し」で、「何をするか」という実際の行動というのは思ったより難しい事かもしれませんが、小さな事であってもできる事からコツコツと実行していく事が大切だという事だと思います。

当会では資格認定制度を行っておりますが、中でも1990年から始まった認定試験で誕生したVEリーダー(VEL)は、今や国内外合せて約8万5千人にのぼります。2018年度のVEL認定の後期試験がこの9月1日から始まっており、試験期間は2019年2月28日までとなります。ご自分の都合のよろしい日と試験会場を選べますので、VEの手始めの行動として、この機会にチャレンジされてみてはいかがでしょうか?(https://www.sjve.org/certify/vel

私は、このブログ№8「嘘をつく(https://www.sjve.org/5815)」でも書きましたように、第1回目の試験でVEL資格を取得しましたが、3ヶ月前にも、ある検定試験にチャレンジするという行動に出てみました。社会人になってから二つ目の試験であるこの検定試験の結果は先月末に届いたのですが、受験までの経緯と結果については長くなりますので次回にさせていただきます。

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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