写真を撮る (4)   (ゆ)  No.123

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

連日のように、どこそこで気温が40度を超えたと騒がれていますが、40度の熱が出ると意識が朦朧としてしまうのに、それが気温だというのは信じがたい気がします。人の高熱を下げる手段は薬等がありますが、地球の高熱を下げる事は一朝一夕ではできませんので、VE等も駆使して少しずつでも対処していかないといけない気がします。

さて、前回のブログでは、新聞の写真コンクールで小学生の部の大賞を撮った写真が鮮烈に印象に残っているという所までお話ししました。その写真は、おそらくペットの猫ちゃんだと思うのですが、二つの目だけをクローズアップしてフレームに入れたものでした。しかも、野生動物のような眼光鋭い目つきの写真で、そのタイトルが『狙う』。確か小学校5年生の女の子だったと思いますが、生まれてから10年程なのにこんな写真が撮れてしまう才能ってすごいなあと感嘆しました。

「百聞は一見に如かず」といいますが、言葉をいくつも書き並べるよりも、一枚の写真の方が雄弁で印象的な場合もあると思います。

写真好きだった祖父の遺伝なのか、私は撮っている時はもちろん、撮ったものを後で改めて見て楽しむ事ができる写真が好きです。写真はその場にいなかった人達に見せる事もできますし、楽しい写真を見ている時の人の笑顔とか(ブログ№92 資格を取る https://www.sjve.org/13327でご紹介した私の高校生役姿の写真を見たりして)驚く顔とかを見るのが好きなのかもしれません。更に、同じものは撮れませんし、ある意味、過去の自分や家族や友人達に会えるタイムマシンみたいな機能もあるように思います。

ちょうど5年前の夏、写真を撮る事に集中している私を撮ってくださった会員の方がいらっしゃいます。ご本人の許可もいただいたので、下に掲載させていただきますが、撮ろうとしている被写体の事しか考えていない私は、撮られている事に全く気づきませんでした。知らない内に自分が被写体になっていたといういわゆる隠し撮りではありますが、お気に入りの写真です。
ところで、この写真で私がカメラで撮っているものは何だと思われますか? 答は次回にさせていただきますが、ヒントは「世界遺産」です。

Taking a photographer’s picture 2013.7 photo by K

先日、久しぶりにカラオケに行って採点機能で採点してもらったら、点数と共に『今のあなたに必要なのは場数です。応援しています!』というありがたいコメントまでついていて笑ってしまいましたが、写真も歌同様、場数が必要だと思います。やはり数の力、そして継続の力というのは大事ですよね。

当会で認定試験を行っているVEL(VEリーダー)ですが、現在、国内外合せて約8万5千人いらっしゃいます。当会の理事会社でもある日立製作所様では1960年からVE活動を継続され、更に2008年から「VEL1万人計画」を推進され、この10年で日立グループ全体で約1万8千人のVELが誕生されました。目標を大きく上回ったこのVELの上位資格であるVESやCVSの方々も大勢おられますが、これは60年近く継続してVEを推進されてこられた成果の賜でもいらっしゃると思います。

当会では、9月4日に「経営者フォーラム」を開催いたしますが、当会の理事でもある㈱日立製作所(理事/CPO)の村山昌史氏に「日立製作所のVE、原価企画活動」と題したご講演をいただく事になりました。VE・原価企画活動の推進・継続の秘訣等を伺える事と思いますが、満席になり次第、締め切らせていただきますので、お早目のご参加のお申し込みをお待ちしております。(https://www.sjve.org/14703

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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