こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。
ゴールデンウイーク目前ですね。我が家では、この時期になると季節のお花を見に行く事が多かったので、写真もたくさん撮りましたが、その中でもお気に入りの写真を選んでアップさせていただきます。10年以上前に群馬県館林で撮ったものですが、芝桜の真ん中に佇む女性がどこか妖精みたいに見えてファンタジックでした。
今までのブログ「選択をする」の中でご紹介した「人生120歳の選択」の中で、特に心がけなくてはと思った事も選んでシェアさせていただこうと思います。それは「被害者意識から抜け出す方法」なのですが、もし、これを知っていたら、ブログ№23「忠告をする(https://www.sjve.org/7445)」で書いたようなぶつかりあいもなかったでしょうし、さらに皆で心がければ世の中から多くの争い事がなくなるのではないかと思います。
『被害者意識から抜け出す方法は、自分は被害者ではなく「加害者」だと早く意識を変える事です。自分だけが被害を被ったのではなく、実は自分も相手に害を与えたかもしれないと考えを変えてみるのです。例えば、夫婦ゲンカをした時に、片方だけが一方的に悪いという事はほとんどありません。問題の原因を突き詰めると、多かれ少なかれ両方に問題があるものですが、自分の立場からだけ見ると自分だけが害を被ったと思いやすいのです。そんな時、実は自分も相手に害を与えた加害者だったと考えを変えると、相手に「ごめんね。許して」と自分から歩み寄って話せるようになります。
しかし、本当に自分が一方的に被害を受けた事もあるでしょう。そんな時は、どうすべきでしょうか?そんな時も自分が加害者だという意識に変えないといけません。ここで言う加害者とは、他の誰かに被害を与えたという意味ではありません。自分の人生をこんな風につくった張本人は自分だという事、私が自分にとっての加害者だったという事を認めるのです。』 (一指 李承憲著「人生120歳の選択」より)
日頃、相手の立場に立つ事を心がけていらっしゃるVEr.の方々は夫婦ゲンカなどされないかもしれませんが、たとえ自分に非はないと思うようなケンカであったとしても、実は、そういう人を伴侶として選択したのは自分であり、自分の人生においての加害者は他ならない自分だったという見方もあるのだという事に気づけました。
配偶者の悪口を言う事は、そんな人を選んだ自分には選択眼がなかったと喧伝しているようなものかもしれないとは思っていたのですが、更に、視点を変えれば自分が加害者でもあったのだと合点がいった次第です。まあ、可愛いグチくらいならお惚気?に聞こえる場合もあるかもしれませんし、ストレス発散のためのアウトプットも時には必要かと思いますが、何事も相手の立場に立つという事は大事みたいです。更に、被害者ではなく加害者の立場を選択して、その視点からみた方が気づきや学びが多いように思います。
著者の一指 李承憲氏の事を「韓国の中村天風」と称される方もおられるようです。中村天風氏については、ブログ№44「旅をする(https://www.sjve.org/9092)」でも少し触れさせていただきましたが、確かに共通点が多い気がしますし、何らかの選択をしなければいけない時、このお二人の著書は参考になるのではないかと思います。
さて、当会では、VE有資格者や会員の皆様が便利にお使いいただけるように、来月から「バリュー・エンジニアリング」誌を「バリュー・コンピテンシー」誌と統合して電子化する事を選択させていただきました。電子版の小誌を今まで以上に皆様のお役に立てていただけると嬉しいです。
では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)
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- 幸せを感じる(4) (ゆ) No.340
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- 価値をあげる(6) (ゆ) No.336
- 価値をあげる(5) (ゆ) No.335
- 価値をあげる(4) (ゆ) No.334
- 価値をあげる(3) (ゆ) No.333
- 価値をあげる(2) (ゆ) No.332
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