道の駅 価値向上へVE活用 ~日刊建設工業新聞~

千葉県柏市「道の駅しょうなん」の再整備でVEを試行

 

【2018年4月26日付  日刊建設工業新聞より】

道の駅の再整備にVE(バリュー・エンジニアリング)を導入し、機能向上につなげる試みが関東地方で始まっている。

国土交通省関東地方整備局と日本バリュー・エンジニアリング協会(日本VE協会、近藤史朗会長)が千葉県柏市と連携し、「道の駅」しょうなんの再整備にVEを試行導入。

導入機能の整理などを改めて行うことで目的と機能が明確化され、プロジェクトの円滑な実施につながったという。

※新聞記事は こちら (記事転載等許諾済)


今回、「道の駅しょうなん」のVEワークショップに参加したのは、東日本支部の社会インフラ部会(主査・曽我行雄氏)のメンバーで、研究活動の一環として「道の駅」の機能分析に取り組んでいたところ、関東地方整備局様から声がかかり、機能分析からアイデア発想の部分で協力させていただきました。

ワークショップの参加メンバーからは

・機能系統図を作成したことにより、取り組むべき役割が明確になり事業を展開していける。
・このVEを実施してから設計をすればよかった。今後の設計に活用していきたい。
・機能系統図の作成により、必要な機能について頭の整理ができた。
・今回2日間で出来なかった他のテーマについても実施してみたい。
・今回、機能が整理できたことで、よい道の駅の整備ができればと思っている。
・コスト縮減だけの技術ではない。VEに関する理解が変わった。
・機能系統図を作成することにより、目的と手段が明確になることを理解した。
・計画をつくるときには、この目的と手段を明確にすることが重要である。
・アイデア出しはこれまでも実施してきたが、機能系統図を作成することなど、整理の方法が勉強になった。

などの感想をいただいており、今後、さらなる広がりに期待したいと思います。