選択をする (4)   (ゆ)  No.109

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

今年の春の風はそよそよではなく、嵐のようにごうごうと鳴り響く事が多かったようですが、お変りございませんでしょうか?
さて、前回のブログで、北鎌倉にある「葉 祥明美術館」で目にした色紙に書いてあった言葉というのは次のようなものでした。

『したい事とすべき事のバランスが大事。したい事は自分の事、すべき事は他の人のための事、どちらかに偏っても人生を後悔する事になるので、バランスが大事。』

同じ選択をするのでも、バランスって大切みたいです。いずれにしても選択していかないと前に進めませんから、したい事とすべき事をできるだけバランスよく選択していって後悔の少ない人生にしていけたらいいなあと思います。

また、このブログを書く事は私にとってすべき仕事なのですが、書くようになってから、上述の美術館での色紙もそうですが、新聞・雑誌・本・人の話などで見聞きしたり、自分で経験したりしてみて「いいなあ」と思った事を、回りの人達にも伝えたいという気持ちが以前より強くなった気がします。これは自分にとってしたい事なので、ある意味バランスがとれているかもしれません。ということで、前回、前々回のブログでもご紹介した「人生120歳の選択」の本の内容を抜粋してシェアさせていただこうと思います。

『人類史上最高の長寿時代を私達がどのように準備するかによって、これが悲劇にも祝福にもなると痛感しました。引退後の人生が前半期の人生のおまけだと考え、何の夢も計画ももたなければ、本当にそのように生きることになります。しかし、人生の後半期が新たな機会だと思い、積極的に設計し、準備すれば、前半期よりもずっと充実してやりがいのある人生の黄金期にもできます。

人生の後半期を最も積極的に設計する方法は、自分が何歳まで生きるかを前もって選択することです。そして、残された自分の人生に明確な目的や計画をもつのです。生きてきて90歳、100歳になったというのではなく、「私はこのような目的と夢をもって120歳まで生きる」と選択するのです。

もちろん選択したからといって誰もが120歳まで生きられるわけではありません。しかし、そんな選択によってより積極的に健康管理をするようになり、肯定的な生活習慣を育て、よりよい人間関係を結ぶために努力するようになります。人生の最後の瞬間まで成長を止めることなく絶えず自己啓発しながら、よりよい人間になろうとするはずです。

延びた寿命が個人の生活の質を高めるだけにとどまらず、長寿が私達個人だけでなく、私達が愛する人々や、私達の生命を支えてくれている自然や地球にとっても恩恵となるようにする責任が私達にはあると思います。そのような意味で私達が120年の人生を選択するのは、新たな人間の価値、地球の新たな文化を創造するための選択でもあります。』(一指 李承憲著「人生120歳の選択」より)

いかがですか?ちょっと手抜きしてしまいましたが、「新たな価値の創造」はVEにも通じる所があると思いますので、VEr.の方々には是非、120年の人生を選択していただきたいと思います。

さて、当会西日本支部では5月31日より8月3日まで『九州地区VE塾』を開催します。VEの実践を担える人材を育成するために設置された“VEワークショップ・セミナー”で、受講者が実際に職場で抱えている問題や課題をテーマにグループ演習を行っており、受講者の方々から毎年ご好評をいただいています。締切りは5月16日になりますが、この機会に受講を選択されて新たな価値を創造されてみてはいかがでしょうか?(https://www.sjve.org/6335

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

 

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