こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。
私の好きな作家さんの一人である落合恵子さんの小説には、女性の年の1年をダイヤモンドの1カラット(大きさ)にたとえる話がよく出てきました。つまり、年を重ねた女性はその年の分を宝石の大きさに置き換えた価値があるということです。女性は若ければ若いほどいいというような男性の方は、本能に忠実なのか、あるいは、カラットで言えば小さな若い女性と一緒にいると自分も若くなったような楽しい気分になれる事の方に価値をおいているのかもしれませんね(もちろん、男女逆の場合もあると思います)。
桜便りが届く季節になりましたが、樹齢何十年、何百年という古木が花を一杯咲かせるように、男女関係なく、年を重ねて輝く人もいれば、年老いてくすんでしまう人もいます。宝石の原石も磨かなければ光りませんから、こういう違いは磨き方からくるのかもしれません。だとすれば、できるだけ磨く努力や工夫をして年を重ねていきたいものですね。 ただ、生きていく上で、何度もやってくる試練というのは成長のチャンスだそうですが、頭では分っていても時々めげそうになる時があります。そんな時、周りに助言を求めたくなるものですよね。そんな解決方法の一つに「人生相談」があると思います。
先日、新聞の人生相談欄に「人のアラが気になってしかたがない」といった内容の相談が載っていたのですが、回答には「年を重ねてきて思ったのは、人の事に鈍感になると生きやすいという事です」といった事が書かれていました。なるほどと思ったのと同時に、人の痛みや喜びには敏感になる一方で、人の短所には鈍感になる方が確かにいいかも?と思いました。自分はもちろん誰にでも短所はあるし、完璧な人間なんていないのですから、人の短所にはなるべく鈍感になって、そういう事を気にしていた時間を自分の長所を伸ばす事とか、もっと楽しい事に使えるようになるといいですね。
新聞の「人生相談」というのはその時々の世相が反映されていますし、年を重ねて人生経験を積まれた回答者がどういう風に答えられるのかにも興味があるので、時々読んでいます。中でも、元・マラソンランナーの増田明美さんの回答は、まさに「顧客本位」で親身になって相談者に寄り添い、情にあふれながらも、ポイントは的確に押さえた上に希望も与えていらして素晴らしいと思います。「認めて励ます人生案内」(https://www.nippyo.co.jp/shop/book/6221.html)という本にもまとめられていますが、彼女の年の重ね方は素敵だなあと思います。
抱える問題と解決方法が人生相談のようにQ&A形式になっていると分りやすいものですよね。当会西日本支部・実践原価企画研究会では、原価企画活動の導入と定着に関して研究会メンバーで議論した内容や原価企画に関するパネルディスカッションや講演などで参加者の方々から寄せられた疑問点をまとめたQ&A形式の資料「VE資料 No.104 原価企画導入・実践のためのQ&A」を発行いたしました。
本資料が、これから原価企画を導入しようと検討している企業の方々や原価企画活動に磨きをかけてさらに進化させようと努力している企業の方々の参考となれば幸いです。https://www.sjve.org/shop/13640
では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)
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