3月14日(水)に、東京都渋谷区のアイビーホール(青学会館)で「経営者フォーラム」を開催しました。
今回は、業種を問わず多くの企業で課題となっており、時流に沿ったテーマとも言える“仕事の生産性”を取り上げたこともあって、企業のトップや役員、経営幹部を中心に40名を超える方々が参加されました。
参加者で一杯となった会場
講師は、20年にわたってドイツのビジネス界に身を置かれ、日独両国の企業風土の本質やその違いを見る目を養ってこられた隅田貫氏です。
隅田氏は大学卒業後、東京銀行(現 MUFG)に入行。3回、計10年以上にわたるドイツフランクフルトでの勤務を経て、2005年よりドイツ地場老舗プライベートバンクであるメッツラー・グループのmetzler Asset Management(1674年創業)フランクフルト本社で日系機関投資家を対象とした投資顧問業務を担当。20年にわたるドイツ勤務経験を活かし、日独産業協会(NPO)特別顧問のお立場で日独経済人の架け橋としての尽力もされております。
講演中の隅田氏
隅田氏の講演テーマは「仕事の“生産性”はドイツ人に学べ」。
始めにドイツでの戦後の経済復興と課題を紹介され、続いてドイツが年間で6週間の有休があり、ワークライフバランスを重視している働き手優先の社会であることやドイツの高い生産性について紹介された後、ドイツ人の注目すべき働き方として意識やコミュニケーション、時間管理、チームワークについて説明され、ドイツ人が日本人より労働時間が350時間も少ないのに1.5倍の生産性がある秘密に迫っていただきました。
隅田氏のお話は、ドイツ勤務時のエピソードやサッカー・野球での例えもあって分かりやすく、説得力も十分でした。
参加された方々からも実際、『具体的な事例が身近でよく理解できた』、『事例が多くわかりやすかった』『体験談を交えているので話がよく入ってきた』等のようなご感想をいただいております。
最後は質疑応答。講師と参加者の間で終了時刻まで行われた後、「経営者フォーラム」は終了となりました。
2018年度の最初となる次回は、2018年05月17日㈭の午後にアイビーホールで開催する予定です。来月(4月)の中旬頃には詳細をご案内できるかと思いますので、その頃にもまた、本会のホームページをご覧ください。
以上