資格を取る (3)   (ゆ)  No.92

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

雪がチラホラと降り出す寒さの中、お昼休みに外を歩いていたら、満開の山茶花が視界に飛び込んできました。別名を篝火花というシクラメンもそうですが、冬の花は寒さを一時でも忘れさせてくれる灯火のような鮮やかな色が多い気がします。

Camellia sasanqua 2017.12 photo by y★u

あと2週間程で今年も終りということで、忘年会シーズンたけなわですが、お酒の飲み過ぎや食べ過ぎには注意されて、1年間働いてくれたご自分の体を労わって差し上げてください。

さて、前回のブログでお話しした、趣味のヨガサークルの忘年会の出し物で私がする事になった扮装ですが、なんと「女子高生」でした(ここでも私をご存知の何人かの方が吹き出されていらっしゃるのが目に見えるようです)。

中学校時代の学芸会では巫女さん役(神秘的だから?)、高校時代はカルメン役(妖艶だから?)の一人に選ばれて舞台にあがった事はあります。人前に出るのは恥ずかしいので自分から立候補などした事はないのですが、頼まれたり選ばれたりすると断れない性分でした。

そんな私でも女子高生はさすがに抵抗があり、先生と顔を合せる度に『イヤです~』と言い続けていました。が、前日の最初で最後のリハーサルで仕方なく衣装を身につけた所、100%のお世辞とはいえ『似合う』と言っていただけた上に、翌日の本番では、10チームほどが競った結果、先生方のご指導の賜物で私達のチームは1位になりました。

さらに実際にやってみると、ハロウィンの仮装で盛り上がる人達の気持ちがちょっと分り、予想以上に楽しめました。落ち着いて考えてみると、現役女子高生の世代がその扮装をしても当り前で面白みはないし、おばさんだからこそのギャップが一興なのかもしれません(苦笑)。さらに、ヨガの先生が『平山さんが生れ変りました!』というコメントと共に、当日に参加できなかったヨガの仲間達にまでご丁寧にも写真を拡散してくれました。生れ変りはともかく、服装と共に確かに気分は若返った気がします。

こういう役とか扮装がきっかけで、その職業に興味を持って資格を取ったりする可能性というのもあるかもしれませんし、「いつもの自分と違う人になってみるというのは発想の転換に役立つかも?」とも思いました。顧客(に制服があれば)と同じ服装をしたり、その仕事を実際にやってみたりする事は顧客の目線になり「顧客本位」に通じる事もあるかもしれませんね。

今は、中学生までの子供が職業の体験をできる「キッザニア」という施設があるそうで、おままごとの延長のようなイメージでしたが、制服もサイズが揃い、お金に代るもののやりとりもあり、かなり本格的だそうです。ここでの体験が、自分のなりたい職業の向き不向きのヒントになるかもしれませんね。

少々不謹慎かもしれませんが、言うなれば教育実習も学生向けのキッザニアのようなものと考えると、たった2週間の実習で教師になってしまうのはちょっと怖いような気がします。社会人経験を積んで先生になるというケースもあるようですが、人生経験をある程度積んでできるだけ視野を広げてから教師になった方が、本人はもちろん生徒にとってもいいように思えます。

大学時代には教師と図書館司書の他にも、ある資格を取りましたが、これも実際に経験してみて自分には向いてないことが分りました。教師は『女性も経済力をつけた方がいいし、男女平等の仕事だから』と母が勧めてくれた資格ですが、こちらの資格は父の要望も少し入っていたので費用も出してくれました。これも長くなりますので、次回にさせていただきます。

「発想」は扮装しなくても、自分の頭が一つあればできます。「発想技法の概要は知っているが、VE実践活動で活用できない」という方には、来年の1月29日に開催されますVEL向けの「発想技法の活用セミナー」をお勧めいたします。締切りは1月22日となります。(https://www.sjve.org/12962)

是非、アイデアの行き詰まり解消にもお役立てください。さらに、発想技法を活用されて頭を柔らかくされましたら、来年は一つ上の資格取得に挑戦されてはいかがでしょうか?

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

 

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