会社名・資格名
株式会社デンソー VESに合格
氏名
竹菴憲治
「VESを取得する目的は何か?」これを正しく認識することが合格の秘訣です。
しかしながら当時の私は、その目的も一時的に薄れてしまった時期があります。VES取得に向けての学習で、膨大な量のインプットを目の当たりにすると、「記憶」に意識が集中し、いつしか「合格」が目的化していました。そして、気付いた時には、学習が苦痛になっていました。そこで、なんのために学習しているのか?と自問を繰り返し、振り返ってみました。
製品開発のリーダーであった当時、開発にVEを適用し、開発を促進させました。開発リーダーになりたての頃は、限られた時間の中で、あらゆる関係部門の意見調整やチーム運営を、どのようにやるのか、悩んでいた時期がありました。
ある時、この状況を打破する時がやってきました。それがVEです。苦労していた当時、貪欲に手法を吸収しました。ここでは、なにより各メンバーの専門性を引き出すための、チーム運営方法を学んだことが大きい。そこから状況が次第に好転していきました。開発の見通しを立てた後、この時に、同じような状況にある全社製品開発の底上げを図りたいと考えました。
全社にVEを展開していくためには、専門家としての知識・スキルが必要になります。そのために、VE全体の体系的理解が必要で、VESの取得が効果的であると判断したのです。
こうした正しい目的の再認識が、学習の質を一変させ、VEの本質的な理解促進へとつながり、合格へと結びついたのだと思います。
最後に、この場を借りてご指導いただきました、澤口先生、星野先生、各セミナーでお世話になりました皆様に、深く感謝を申し上げます。