ものづくりの最前線に出向き、最適生産・最適調達のあり方と効果的な改善手法を研究している東日本支部のものつくり部会(佐藤尚吾主査)では去る7月13日、工作機械の可能性を極限まで追求した超精密加工で知られる入曽精密(埼玉県入間市)を訪問し、「技術の伝承」をテーマに恒例の技術交流会を開催しました。
社員14名、どこにでもありそうな「日本の町工場」であるにもかかわらず、同社が誇る金属切削技術は知る人ぞ知る存在で、その「究極の精度」と「極限の技」はテレビや新聞、雑誌でも数多く紹介されています。
「世界最小のサイコロ」や「アルミのバラ」に代表される加工技術をなぜ確立することができたのか、『できない』と言わない社風づくりや今後の目指す方向など、斎藤清和社長のモノづくり哲学をたっぷりとお伺いすることができました。
事故につながったり、大きな損失を与えるような重大なことは『大きな声と強い言葉』で教える、失敗を恐れず常にチャレンジをさせる、自分の技術にプライドを持たせるなど、日本の現場で失われつつあることを思い出させてもらった一日となりました。
東日本支部ではこのような会合を定期的に開催し、メンバー相互の情報交流を積極的に進めています。皆様も東日本支部の各種活動にぜひともご参加ください。
斎藤社長による講演 | 工場見学の一コマ |